純水洗車・3(そもそも純水とは?)

高橋です。

昨日の「シエンタ純水洗車」の記事をご覧いただき、早速、兵庫県から弊社のイオン交換樹脂を充填しましたカートリッジ純水器のご注文を頂戴しました。ありがとうございます。

ところで、純水とはどんな性状の水の事をいうのでしょうか?ご興味のある方はWikipediaの「純水」の項をご覧ください。実はこういった洗浄用途についての正確な「規格」は存在しないんです(JIS K0557:1998等は考慮しません)。しかしながら存在しないといっても各社(各機関)が勝手に純水の定義を決めていては問題です。「どこの会社の水が一番純粋な水(純水)なのか!!」なんて比較をするのも時間の無駄です。そこで昨日書きました通り、純水の指標は一般的に0.1µS/cm~1.0µS/cm未満とされています。要するに溶解しているイオン量の問題です。私が出入りしているK都大学の研究室などでは純水の事を「イオン交換水」とか「脱イオン水」と呼んでいるぐらいです。この溶解しているイオン(例えばCa²⁺等)が乾燥して洗浄対象(ここではクルマのボディー)の表面に残るのを嫌うので、それらのイオンを予め除去した水(純水)が洗車に良いという事になるんだと思います。他にも残留塩素や微粒子、シリカ、TOC等の問題もありますが、洗車をするにあたっては、コスト面から考えても弊社の再生イオン交換樹脂を用いた純水で十分であろうと考えております。他にもROを用いた手法もあり、工業用及び医薬医療用としては普及しておりますが、これについてはまたの機会にそのメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。

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写真は市販されている「純水」おおよそ100円ぐらいです。こんな少量では洗車できませんが・・

 

 

 

 

 

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