高橋です。
水から匂いがするなんてちょっと信じられませんが、陰イオン交換樹脂(アニオン)は特に新品の場合、魚の腐ったような、なんとも鼻にツンとくる不愉快な臭いのする銘柄があります。アミン臭と呼んでます。これが通水されると水にも臭いがうつり、精製水が臭うという訳です。洗浄工程での精製水・純水であれば問題ないと思いますが、混ぜて製品にするとか加湿機用の場合は不良品になりかねません。特に局方精製水の場合は新品イオン交換樹脂から溶出する成分でTOCが上昇しますので、あえて最初から再生品で納入する事があります。今回のプロジェクトも弊社で再生したイオン交換樹脂で対応します。
写真は弊社で再生したイオン交換樹脂です。非常に小さな粒径です。色の濃いものが陽イオン交換樹脂(カチオン)、薄いものが陰イオン交換樹脂(アニオン)です。